下腿内旋と下腿外旋 ~アプローチ~

      2016/12/18

 

【下腿内旋と下腿外旋 ~アプローチ~】

 

評価を終え、早速アプローチを始めました。

 

他動での下腿内旋可動域がほとんど出ていない状態でしたが、

 

膝屈曲に伴い、下腿の動きを誘導していくと膝屈曲の可動域がやや増加しました。

 

ただ、まだ膝周りのツッパリ感や痛みがあるとの事。

 

下腿内旋を阻害する要因、つまり原因因子を取り除いていきます。

 

ここで大切なことは結果因子だけにアプローチをするのではなく、原因因子に目を向けていくという事です。

 

 

雨漏りでアプローチすべきは、床ではなく屋根

雨漏りの際に、床が水で濡れている状態に対してそれを雑巾で拭いたり、バケツを置いて防いでも根本の問題は解決しません。

 

この場合は、屋根を修理してそもそも水が漏れてこないようにすることが大切です。

 

これが原因因子に対応するという事です。

 

そのため、まず痛みが出ている原因をみつける評価が大切になります。

 

見当を付けてアプローチをしていく、イマイチ改善効果が見られない場合には、再度、仮説を立て見当を立てる。

 

今回の場合は、下腿を外旋する組織に触れていくと、下腿後面の組織(皮膚、皮下脂肪、筋膜など)の動きが少なくなっており、そちらを解放することにしました。

 

15分ほど手技を続けると、下腿内旋可動域が向上し、膝屈曲可動域が健側同等にまで回復。

 

ただまだ、自動運動では内旋をうまく行うことが出来ず…という状態です。

 

内旋をする際、いまいち半腱半膜様筋に力が入りません、

 

鵞足付近にある、滑液包を緩めていくと内旋がグングンしやすく。

 

そのまま、リアライメントエクササイズを10分ほど続け、非荷重位の膝屈曲、しゃがむ際の痛み消失。

 

というわけで、無事に1回のレッスンで痛みなく帰れる状態になりました。

 

しかし、まだ完全に改善できたわけではありませんので、何回かレッスンを行う必要はあります。

 

それでも、ご自宅に帰ってから「凄く調子が良い」というお声を頂けました。

 

1回でも十分に効果を引き出すことは可能だと改めて感じました。

 

まとめ

結果因子ではなく、原因因子にアプローチをすることが大切

1回の「反応」を繰り返して「適応」させることが大切

1回の反応が出なければ、クライアントの満足度を高めることは難しい

 - ケーススタディ