大腿四頭筋の機能

      2017/01/15

【大腿四頭筋の機能】

大腿部の前についている筋ですが、とても力があり大きな筋です。


名前の通り、4つの筋肉から構成されており、大腿直筋、内側広筋、外側広筋、中間広筋以上の、4つから構成されています。

中間広筋はほか3つの筋の深層にあります。

まずは、起始停止を確認しましょう。

起始

大腿直筋:下前腸骨棘(AIIS)、及び、寛骨臼上縁(かんこつきゅうじょうえん)

実は、大腿直筋は二頭です。

外側広筋:大腿骨外側面、粗線外側唇。 長頭と、斜頭からなる。

中間広筋:大腿骨上部

内側広筋:大腿骨転子間線下部と、粗線内側唇。長頭と斜頭からなる。

※丸部分は斜頭
意外に思うかもしれませんが、内側広筋、外側広筋ともに、大腿骨前面だけでなく、大腿骨後面からも起始しています。

停止

全て、脛骨粗面です。


厳密にお伝えすると、4つの筋が大腿四頭筋腱となり膝蓋骨底(膝蓋骨上部)に付着し、膝蓋骨尖(膝蓋骨下部から膝蓋腱が始まり、脛骨粗面に付着します。

 

基本的な作用

膝関節伸展です。

広筋群は、膝関節伸展トルクの80%を担っており、20%が大腿直筋です。

大腿直筋に限り、股関節屈曲作用があります。(二関節筋)

 

内側広筋斜頭は、膝蓋骨の安定と、正しい動きの誘導において、重要な役割を果たしております。

 

中間広筋は、遠位で、前関節包に付着しており、膝関節伸展時には、関節包と滑膜を近位へ(中心に近いほう)引っ張り上げます。

また、膝蓋上嚢とよばれるものが、膝蓋骨上、0.5~1cmから始まり男性8cm、女性6cmのところに停止しており、中間広筋に付着しています。

中間広筋の機能不全は、膝蓋上嚢の巻きとりや、緩みが行えないので、90度以上の膝屈曲を制限します。

 

外側広筋は、大腿四頭筋中最大の筋肉です。

内側広筋とは拮抗関係にあり内側広筋とのアンバランスは、膝伸展時に膝蓋骨を外側へ引き寄せる「Jサイン」と呼ばれる動きを呈します。

また、外側広筋は腸脛靭帯や、大腿二頭筋、大殿筋と接触しており、その間で癒着が起こり滑走不全となりやすく、お互いに機能を阻害します。

例えば、股関節伸展時(大殿筋発揮)に外側広筋へ、緊張が伝わってしまいます。

結果、大殿筋が十分な股関節伸展を行えなくなります。

このあたりの筋同士の滑走が滑らかであると、スムーズな股関節の動きにつながります。


特に、座っていることが多い&横向きで寝るなどで、大腿外側部やお尻を圧迫し、癒着するケースがあるので注意が必要です。

以上、基本的ではありますが大腿四頭筋についてのお話でした。

 

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