膝関節過伸展と歩行

   

【膝関節過伸展と歩行】

 

今回は、膝関節過伸展と、歩行について考えてみます。

前回の記事はこちら↓

膝関節過伸展と大腿四頭筋

膝関節過伸展の状態での歩行は、立脚期においての踵の接地時間が長くなります。

具体的には、踵接地期から立脚中期を経て踵離地期の期間が長くなります。

膝の動きで考えるとこれは理解できます。

踵接地期(イニシャルコンタクト)において、膝は伸展します。(0~5度)

その後、徐々に屈曲し、立脚中期で再度膝が伸展、踵の離地へ移行する際に、再度、膝屈曲と流れていきます。

そして、遊脚期に入ると、さらに膝を屈曲し(最大60度屈曲)足を前方へ降り出します。

この流れにおいて、膝関節過伸展の場合、踵接地期や立脚中期で過伸展を示す傾向がりますので、必然的に遊脚期での屈曲までの時間が長くなりますので、(過伸展している分、屈曲へ移行するのに時間がかかる)踵の離地(トゥオフ)も遅れます。

この結果、十分に蹴り出すことが出来ず、推進力を発揮することが出来ません。

これもハムストリングスの優位性を高める要因となります。(膝過伸展はハムの活動を高めやすい)

 

【歩行における膝屈曲角度】

踵接地期:膝屈曲0~5度

立脚初期:20度屈曲

立脚中期:膝屈曲5度

立脚後期:膝屈曲40度

遊脚前期:40~60度

遊脚後期:5度

※膝関節は、歩行周期に2回屈曲する機会があり、これを「double Knee action」といいます。

 

膝関節過伸展においては、(痛みが出ている場合に関しては特に)歩行の指導が大切になります。

具体的には、「踵を地面から離すタイミングを早める」ということを意識すると良いとされています。

歩行という自動運動に関して、あまり意識をも持ちすぎるとかえって、動き全体がチグハグになってしまいます。(意識的処理仮説)

 

 

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