ハムストリングスは膝を伸展させる機能をもつ?

      2018/05/19

ハムストリングスの機能を聞かれれば、恐らく、股関節伸展、内旋、外旋、膝関節屈曲、内旋、外旋を挙げると思います。

もちろん、正解です。

これを構造解剖学といいます。

ただ、これは、単純に解剖学的肢位から考えた動きです。

これを人間特有の直立姿勢で考えると話は少し違ってきます。

 

機能解剖学としてのハムストリングス

足底が床面に接地した状態でハムストリングスが短縮した場合、膝関節を曲げ得るでしょうか?

 

※左ハムストリングス。外側面から

答えはノーですよね。

実際に立ってハムストリングスを収縮させ体験してみると分かりますが、ハムストリングスの股関節伸展作用により膝関節も伸展させられることに気付きます。

これを先程の構造解剖学に対して、機能解剖学といいます。

膝過伸展がハムストリングスの過用によって引き起こされることも示唆しています

歩行時などの動作時に大臀筋の働きが悪くなっていてハムストリングス主体になっている時、股関節伸展のメインはハムストリングスが担うことになります。

当然、歩行時には足底が付いている場面がありますからハムストリングスの収縮と同時に膝関節も過度に伸展させられる可能性があります。

繰り返しの歩行動作により膝後方の軟部組織は伸張させられ次第に安定性が低下していきます

膝の安定性低下は、股関節や足関節のモビリティにも影響することが考えられますので

隣接関節の機能をも低下させることに繋がります。

ハムストリングスの機能は、膝関節伸展させることもある。

どの筋も肢位によって機能は変わるというのを覚えておきましょう

 

まとめ

私達がこれまでに学んできた機能解剖学は、実は解剖学的肢位から検体と用いて機能を導き出した構造解剖学である

これからはより生身の人間が、動作をする上でどのように働くのかを考えることが大切

 

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