胸郭⑥

      2017/07/20

【胸郭⑥】
前回記事はこちら↓
胸郭⑤
前回は、胸腔内の関節の動きをお伝えしました。
吸気時の前後横方向の胸腔の拡がりについてでしたが、
今日は呼気時のお話しを。

呼気時には、胸腔はもとに戻りますが、これは、②つの理由によって行われます。

①吸気筋の弛緩、
②胸肋関節の軟骨エネルギー

これらが、肋骨、胸骨の下降し、胸郭が元に戻ります。

 

①吸気筋の弛緩

安静時の吸気筋で考えると、横隔膜、斜角筋、肋間筋です。

これらの筋が弛緩することで、自然と元の胸郭の位置にもどってきます。

 

 

②胸肋関節の軟骨エネルギー

吸気によって広がった胸郭の動きは肋骨と胸骨からなりますが、この時、胸肋関節の肋軟結合、胸軟結合部分の軟骨をねじ曲げるようにする力が働きます。

このねじれの力は軟骨内に蓄積され、呼気時に元に戻る時に使われます。

 

この事により、吸気時に広がった胸腔は元に戻る手助けをしているのです。

 

基本的に、安静時の呼吸においては呼気時に筋の活動は起こりません。

よって、エラーも起こりにくく、吸気でより問題が出るのが一般的です。

そのため、呼吸を診るテストはいくつかありますが、吸気のパターンや動きを見ているものが殆どです。

またこちらも追って紹介していきます。

 

呼気時の動きはそこまで重要ではありませんが、前回の吸気時の胸腔の拡張とあわせて覚えておきましょう。

 - 機能解剖, 胸郭