距骨下関節

      2017/11/19

距骨下関節の関節面

 

距骨下関節は、距骨と踵骨の前・中・後関節面により構成されます。

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※緑部分が距骨。内下面から。

 

距骨下関節では、回内回外、内旋外旋、わずかな底背屈を可能としています。

〈距骨下関節の運動軸:水平面;42度(20~69度) 矢状面;23度(4~47度)〉

この際の動きにおいて、距腿関節の動きは関与しません。

試しに、踵骨を握ったまま、踵骨を回内外させてみましょう。更に距骨に触れ、距骨の動きが起きていないこと確認します。

つまり、距骨上を踵骨が動いていることがわかります。

ただ、実際のヒトの動きにおいては、殆どが足底を地面についた荷重下であり、踵骨に対し距骨の動きも出ます。

このことから、距骨が動くことがわかり、ひいては、下腿も連動して動くことになることがわかります。

 

例えば、距骨下関節の回内には下腿の内旋が起こり、回外では下腿外旋が起こります。

関節面の構造は、後関節面が全体の70%を占めており、前・中関節面は小さく、平坦な関節面をしている。

後関節面は、距骨の凹と踵骨の凸からなる。

これらは踵骨溝内と距骨溝内の骨間靱帯によって補強されている。

また、踵骨溝と距骨溝とが合わさってできたトンネルを足根洞と呼びます。

 

距骨下関節に関わる靱帯

距骨下関節の後関節は、3つの細い距踵靱帯によって補強されています。
・内側距踵靱帯
・後距踵靱帯
・外側距踵靱帯

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※上から、内側距踵靱帯、後距踵靱帯、外側距踵靱帯

 

しかし、上記の靱帯は主要な安定機構ではありません。

なぜなら、距骨下関節を横切るものではないからです。

 

反対に、頚部靱帯、骨間靱帯は距骨と踵骨をつなぐ強力な結合組織であるといえます。

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これら2つの靱帯は距骨下関節を開かないと観察はできません。距踵靱帯と違い、広くて平坦な靱帯は足根洞の中を斜めに横切っています。

距骨下関節の靱帯において重要なことは、極度の外がえしと内返しを制限することです。

距骨下関節の外反し(前額面)を制限する靱帯
・骨間靱帯
・三角靭帯脛舟部繊維

距骨下関節の内反し(前額面)を制限する靱帯
・頚部靱帯
・踵腓靱帯

 

まとめ

実際のヒトの動きにおいては、殆どが足底を地面についた荷重下であり、踵骨に対し距骨が動くことになる

距骨が動きに下腿も連動して動く(下腿内旋外旋)

距骨下関節の靱帯において重要なことは、極度の外がえしと内返しを制限することである

 

 

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