SSC~3つの局面~

      2016/12/18

【SSCの3つの局面】

 

先日は、4つのSSC(=stretch-shortning-cycle、伸張-短縮サイクル )の神経的機構についてお話ししました。

 

今回は、SSCにおける3つの局面についてお話し致します。

 

SSCは以下の3つの局面に分解できます。

 

①エキセントリック局面

 

②償却局面

 

③コンセントリック局面

 

エキセントリック局面

 

予備緊張状態の筋が外力によって引き伸ばされながら力を発揮する局面です。

 

筋の伸張性収縮が起こり、腱が引き伸ばされ、弾性エネルギーを貯蔵します。

 

筋紡錘とゴルジ腱器官が興奮します。

 

②償却局面

切り返し局面ともいいます。

 

エキセントリック局面の終了からコンセントリック局面への移行期です。

 

筋紡錘とゴルジ腱器官の興奮がそれぞれⅠa繊維、Ⅰb繊維を通じて脊髄に伝わります。

 

ただし、ゴルジ腱反射が起きてはSSCは成り立たないため、上位中枢がその反射を制御します。

 

この局面が短ければ短いほど、次のコンセントリック局面で爆発的な力を発揮できます。

 

③コンセントリック局面

筋が短縮しながら力を発揮する局面です。

 

SSCの最大の役割を果たす伸張反射の作用がここで発揮されます。

 

さらに、腱に貯め込んだ弾性エネルギーも利用され、2つの作用により爆発的に力を発揮することが可能となります。

 

【アスリートにとって重要】

このSSCはムーブメントにおいて欠かせない重要な能力です。これがなければ速く力強く動けません。

 

この能力を測っているのが、立ち幅跳びや垂直跳びです。

 

ローディングやアンローディングにも繋がりますが、スポーツのハイパフォーマンスには必須の能力ですね。

 

この能力が高いと、スポーツでいわれる身体能力の高い選手でといえると思います。

 

前回の4つの神経的機構とあわせてお読みいただくと、さらに話が繋がりますので是非そのようにしてみてください!

 

【まとめ】

SSCの局面には、エキセントリック局面、償却局面、コンセントリック局面の3つがある。

それぞれでの関与する神経が異なる。

 

 - 動作について