美的感覚は教えられるものではなく、自ら育むものである

   

「ここはこの角度であるほうがきれい」

「ここは壁から2~3Cm空けてほしい」

なんで?と言われても、美しいからとしか答えられない。

一応、言語化しようと思えば出来る(している)が、実はただの後付けだったりすることも。(笑)

店舗を運営する上で、最近よく考えること。

 

人それぞれ、美への感度(これは身だしなみがどうとかという狭義なものではなく、広い概念で)は違う中で、どうすれば常にその視点を持って動けるのか。

例えば、インテリアにしても、感覚としてこれがオシャレだとか、この配置のほうが良いなど個として持っているが、それを教育できるほどの、その分野の理論も別に持ち合わせていないので、指導できるわけもなく。

個人的には、サービスとして機能的価値が高いことは大前提で、どうやって情緒的な価値をお役様に提供できるかが重要だと思っています。(ある程度、これまでの数値が物語っているので確信に近いものがある)

 

最近では、自己実現に対しての消費が圧倒的に多いと言われていますが、姿勢改善なんてのはまさにです。

「猫背な自分が嫌だ、治したい」

というのは、経済的に余力があるから出来ることであり、経済的に貧しい国でこのビジネスが流行るかというとまず無理でしょう。

 

 

マイナスをゼロにするものは長続きしない

こういった自己実現消費には、2種類に分けられます。

1つは、マイナスをゼロにするもの。

もうひとつは、ゼロをプラスにするもの。

猫背改善は前者で、問題解決型ビジネスです。

結果的にプラスへ大きく転じることもありますが、基本的にはネガティブなものを消すためにあります。

後者は、いわゆる習い事です。

僕はドラムをしていますが、これは別にやらなくてもゼロで悩みなんてありませんが、「叩けたらめっちゃかっこええなぁ」というまだ見ぬ自分を見つけるために習っているわけです。

もっと大きな自分を探して~。という感じですね。

 

これら2つには大きく異なる点があります。

それは、マイナスが消えたら通わないということです。

例えば、歯医者もそうでしょう。

虫歯が治れば(これは痛みですが)通わなくなり、継続率は高くないはずです。

僕としても、お客様のお悩みが改善することはとても嬉しいことですが、経営的な観点では継続していただくことが重要です。

 

では、そのために何が必要でしょうか。

それは、店舗の空間の良さです。(もちろん機能的な価値が伝わっていて感動が生まれなければ、そもそも継続はしていただけない上でのお話です。新たな動因を掘り出すなど様々あるかと思いますが、そちらを語ることが本記事の目的ではないため省きます。)

 

店舗の空間の良さとは、インテリアやクレンリネスだけでなく、ヒトを含めた全てです。

あなたのお気に入りのお店なりを思い浮かべてみて下さい。

「なんか落ち着く」

「なんか好き」

という抽象的な感想を持ちませんか?

 

もちろん、「接客が良い」「インテリアが可愛い」と答ることもあるでしょうが、これもどちらかと言えば抽象的です。

結局、僕たち顧客は、感覚で良い悪いを決めており、「あのお店は良い感じ」「もう行かない」と決めているのです。

その裏で、企業側は細部にまで「美」にこだわった店舗づくりをしているのは言うまでもありません。

 

 

美しい=淀みがない

「感じが良い=美しい」というのは、つまるところ、「淀みがない」ということだと思っています。

動線に淀みがない、コミュニケーションに淀みがないなど。

違和感を一切感じさせないことが大切です。

文章なんかはわかりやすいですよね。

川の流れのように、滑らかに流れていく文は美しいなと感じますが、文末が単調であったり、言葉が不適切だとなにか喉につっかえたような感じを受けます。

 

そして、コミュニケーションが美しいというのはサービス業をしている限り最重要です。

いかにカメレオンになれるか。

これに尽きるのではないでしょうか。

自分を着飾ってまで接客したくないというのはアホです。

もちろん、世の中にはあるがままのあなたが好きな人も大勢いるでしょうが、ことサービス業に関しては、その個性をベースにカメレオンになるべきです。

時間をかけて人間関係を構築することは比較的容易なことで、むしろそれが出来なければ、人間性に結構問題ありです。(笑)

初対面でいかにお客様と心を通わせることが出来るか、「この人は信頼に足る」と思って頂けるか。

これも、相手に淀みを感じさせない、「なんかこのヒト好きだなぁ」というコミュニケーションの美的感覚が必要なのです。

 

 

まずは自分自身をプロデュースしましょう

じゃあどうするのさ、と言うと、イロイロなものを見て、聴いて、感じることです。

映画、美術品、書籍、家具、音楽、カフェ、美容院などなど様々なモノに触れること。

そして、何よりもまずは自分という人間に対して、その美的感覚を発揮することです。

サービス業なら尚更。

半ば、自分という商品を買ってもらっていると言えるからです。

自分に対してそれを向けられない人から、美しいものが生み出されることはおそらくないでしょう。

まずは自分自身をプロデュースすることから始めていきましょう!

 

 

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【参考に】

弊社運営スタジオの「猫背改善専門スタジオきゃっとばっく」

http://catback4h.com/

 

 - 思考のあれこれ