ハムストリングス

機能解剖

【大腿後面にあるハムストリングス】

 

大腿後面にあるハムストリングスは、内側、外側に分かれています。

それぞれ、内側は半膜様筋、半腱様筋、外側は大腿二頭筋長頭、短頭からなります。

まずは、起始停止&作用をみていきましょう。

 

半腱様筋

[起始]

坐骨結節内側

[停止]

脛骨粗面内側、脛骨内側顆

[作用]

膝屈曲、下腿内旋、股関節内旋

img_1093

 

半膜様筋

[起始]

坐骨結節

[停止]

脛骨内側顆後面、斜膝窩靭帯、内側側副靭帯、内外側半月板、膝窩筋

[作用]

膝屈曲、下腿内旋、股関節内旋

半腱様筋の深層にあります。

img_1090

 

大腿二頭筋長頭

[起始]

坐骨結節

[停止]

腓骨頭、外側側副靭帯

[作用]

膝屈曲、下腿外旋、股関節外旋

img_1092

 

大腿二頭筋短頭

[起始]

大腿骨粗線外側唇の下方1/2

[停止]

腓骨頭

[作用]

膝屈曲

img_1091

 

 

半腱様筋は、半膜様筋よりも、後方を走り、脛骨内側顆へ付着します。

縫工筋、薄筋と共に、鵞足(がそく)を形成します。

img_1098img_1097

半膜様筋も同じく脛骨内側顆に付着しまし、鵞足の仲間ですが、奥深くにいるので、深鵞足(しんがそく)になります。

 

鵞足

鵞足は、鵞足炎と呼ばれる傷害を発生する部位です。

膝外反であったり、X脚であると、内側が伸張され痛みが出やすくなります。

下腿外旋が原因であるとも言えます。

足部でみれば、回内足なんかも原因の一つであるかもしれません。

また、方向転換動作や、ランニング、サッカーのキックなども受傷起点となります。

話は戻りまして、大腿二頭筋と内側ハムストリングスは、下腿内外旋において拮抗関係ですが、特に、膝の痛みを引き起こす原因になるのが、この両者の筋発揮のアンバランスです。

下腿外旋は、促進しやすく、反対に内旋は、弱化しやすくなります。

試しに、椅子に座って、膝90度で内側外旋をしてみてください。

ほとんどの方が、外旋優位になっていることでしょう。

この外旋優位になる理由はまたお伝えしますが、膝のアライメント(関節構造)を崩す原因の多くが、下腿外旋外方変位です。

この内旋を取り戻すことが、膝の痛み改善に効果的になる事が多くあります。

 

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この記事を書いた人
鈴木 孝佳

アスレティックトレーナー兼プロダクトマネジャー。
自他ともに認める健康オタク(最近、生命線が手首を突き抜けている事に気づいた)
音楽が好き。(ギター、ドラム、カラオケを嗜む)
休日には、東京の美味しいものを探しに。

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