膝関節の「鍵」である〇〇筋の働き

機能解剖

【膝関節の「鍵」である〇〇筋の働き】

さて、丸に入る言葉は何でしょう?

ここでいう鍵とは、キー=特別重要という意味での鍵ではありません。

いや、重要なのでしょうか笑

と、ここまで言うと察しの良い方はもうお分かりですね。

そう、膝窩筋(しっかきん)です。

膝窩筋後ろ

膝関節のロックを外してくれる筋肉ですね。

膝窩筋の作用は内旋・屈曲です。

この作用のうち、内旋筋としての働きが膝関節の鍵として重要な働きをします。

ロックされている膝関節が屈曲し始めるとき、膝窩筋が働くことでロックが解除されます。

そもそも、膝ってロックされてましたっけ?

というと、ロックされています。

 

膝関節の運動は、伸展最終域において脛骨は5度外旋します。

(最終伸展手間、30度位から)

この最終域での動きを「スクリューホームムーブメント」と言います。

また、脛骨の外旋により、膝関節の完全伸展が成立することを、「lock the knee joint home」ともいいます。

これらのおかげで、筋力に頼ることなく膝を伸ばせ、ヒトは長時間楽に立っていられます。

スクリューホームムーブメントの起こるメカニズムは、また改めてお話しいたします。

先ほど、このロックされている状態を解除するのが膝窩筋とお伝えしました。

あらためて、膝窩筋の走行をみてみましょう。

このようになっています。

膝窩筋横 膝窩筋後ろ

膝窩筋は関節包内に付着する唯一の筋であり、関節包を出たあと脛骨後面に付着しています。

ちなみに、起始は大腿骨外側顆です。

膝窩筋が作用することで、内旋と屈曲が生じ、外旋・伸展でロックされていた膝が曲がり始めます。

また、外側半月板(LM)の後角に付着しており、内旋・屈曲中に、外側半月板を後方に牽引し安定させる働きもあります。

膝OAなどで、屈曲し始めに疼痛を生じるケースがありますが、膝窩筋の機能不全を起こしていることがあります。

その場合、膝窩筋周囲のリリースを行ったり、(関節包や弓状膝窩靭帯などとの癒着が起こり得ます。緑色の部分が弓状膝窩靭帯です)エクササイズを行ったりして、機能を改善することで疼痛を除去できる可能性があります。

あまり、話題にのぼる筋ではないですが、膝のキーである膝窩筋。

その機能を、一度復習してみてはいかがでしょうか?

弓状膝窩靱帯

 

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この記事を書いた人
鈴木 孝佳

アスレティックトレーナー兼プロダクトマネジャー。
自他ともに認める健康オタク(最近、生命線が手首を突き抜けている事に気づいた)
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休日には、東京の美味しいものを探しに。

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