膝関節過伸展 改善編その①

【膝関節過伸展の改善編その①】

 

膝関節過伸展は、慢性的になっていることが多く、改善も一朝一夕でいくことはありません。

姿勢の修正、動作の修正をして、しばらくその状態でいることで改善されていきます。

ここで1つ注意点。

基本的にここでいう改善とは膝関節過伸展による痛みが出現している場合に、

その痛みを取り除くことを指します。

膝関節過伸展になっている状態は、元通りに戻ることはありません。

なぜなら、靭帯や後方の組織が緩んでしまっているからです。

しかし、筋のパフォーマンスや動作パターンの変更により膝関節過伸展を抑制することは可能です。

(運動連鎖により過伸展になっているケース、過伸展に見えてそうではないケースもありますので正しい評価が必要ですね)

 

膝関節過伸展の改善ポイントは以下の3つです。

  1. 大臀筋と大腿四頭筋のパフォーマンス改善
  2. ハムストリングスの過剰動員と優位性の改善
  3. 動作中の膝関節過伸展の減少

 

  1. 大臀筋と大腿四頭筋のパフォーマンス改善

大臀筋のパフォーマンスを改善するものとして仰臥位のヒップリフト、腹臥位のヒップエクステンションが挙げられます。

ヒップリフトにおいては、ヒップエクステンションと違い、両側性の運動が行えます。

立位姿勢と同じように両足接地が再現できます。

ヒップエクステンションにおいては、ヒップリフトと違い、純粋な股関節伸展を起こせます。

膝屈曲位で行えば、大臀筋の収縮だけを引き出せます。

この時の注意点としては、股関節の過伸展を起こさないように、お腹の下に座布団なりを敷き、股関節屈曲から運動することです。

膝関節過伸展のメジャーな姿勢にスウェイバックがありましたね。

この姿勢、股関節伸展状態に置かれています。この状態を再現しないようにします。

これは、ヒップリフトでも同様です。

大腿四頭筋、大臀筋両社のパフォーマンスを高めるものとしては、立位の運動で、椅子からの立ち上がり、

スクワット

ウォールスクワット(大腿四頭筋)

ランジ

デッドリフトが挙げられます。

この場合のデッドリフトは、

スティッフレッグドデッドリフトでもなく、

ルーマニアンデッドリフトでもなく、

ノーマルなデッドリフトが良いと思います。

膝伸展の強い股関節屈曲は、ハムストリングスの活動が起きいため、過伸展を反対に作ってしまう可能性があります。

上記のようなエクササイズで、大腿四頭筋と大臀筋のパフォーマンスを高めると良いですね。

またスウェイバックであるならば、骨盤の安定性を高めるために、

腹筋群のエクササイズも必須です。

特に外腹斜筋のパフォーマンスは重要です。

 

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5月21日(日)腰椎骨盤帯編Ⅰ
5月28日(日)腰椎骨盤帯編Ⅱ
この記事を書いた人
鈴木 孝佳

アスレティックトレーナー兼プロダクトマネジャー。
自他ともに認める健康オタク(最近、生命線が手首を突き抜けている事に気づいた)
音楽が好き。(ギター、ドラム、カラオケを嗜む)
休日には、東京の美味しいものを探しに。

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