膝関節過伸展改善編 その3

【膝関節過伸展の改善その③】

 

今日は改善ポイントの3つ目です。

テーマは「動作の修正」。

前回の復習はこちらへ↓

膝関節過伸展 改善編その①
膝関節過伸展 改善編その②

動作の修正は、膝関節過伸展において重要です。

特に、股関節伸展をハムストリングス優位で行っていたり、膝関節の伸展までもハムストリングスで代償していたり。

この修正は必須です。

前回も動作について少し触れましたが、階段の上り。

これは、日常生活で1日1回は遭遇するんではないですかね。

過伸展状態の方は、上の段に足をのせ、次の段へ進む時に、膝関節を後ろに引くようにする傾向にあります。

(上の段にある膝が、身体の方へ引き寄せられる形)

股関節の伸展が起きる時にハムストリングスが優位であるため、膝関節が一緒に後ろに引っ張られるんですね。

実際行ってみると分かりますが、足底を接地した状態で股関節伸展をした時、大臀筋や大腿四頭筋のパフォーマンスが低く、ハムストリングスが優位であれば、膝は伸展方向に引かれます。

ハムストリングスの走行を考えても納得です。

(脛骨、腓骨に付着)

ですので、

上の段へステップする時は「肩を膝の上」に位置するようにします。

要は、体幹前傾です。

こうすることで荷重が前方へ移り、膝が身体へ引き寄せられるのではなく、身体が膝の方へ向かうことができます。

また、歩行においても過伸展状態は、接地時間が長ります。

立脚期においての、踵の接地時間が長くなるのです。

具体的には、立脚期、踵接地期から立脚中期を経て踵離地期の期間が長くなります。

 

改善としては、予めわずかに膝を曲げておくことです。

こうすることで、過伸展を防ぐことができます。

またもう一つの方法としては、

蹴り出しを自分で早めます。(これは歩行の動作自体を狂わせる可能性もありますのでデメリットもあります)

2つともシンプルな考え方ですね。

ただ、一般の方には、こういった概念がありませんから伝えることが大切です。

最後に、立ち上がり動作。

これも階段と同じです。

立ち上がる時に、膝を後ろに引かないよう、その位置で止めておき、

身体の方が上へ乗るよう指導します。

スクワットやデッドリフトの動作時に、膝を後ろに引いて立ち上がるケースがみられます。

こういった動作をエクササイズを通じて修正することも重要となります。

 

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この記事を書いた人
鈴木 孝佳

アスレティックトレーナー兼プロダクトマネジャー。
自他ともに認める健康オタク(最近、生命線が手首を突き抜けている事に気づいた)
音楽が好き。(ギター、ドラム、カラオケを嗜む)
休日には、東京の美味しいものを探しに。

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