多裂筋と腰痛とドローイン

【多裂筋と腰痛とドローイン】

Inner Unitのひとつに多裂筋があります。

Inner Unitの活動は、腹圧による脊柱安定性に一役買うことは皆さんご存知かと思います。

 

多裂筋の繊維はTypeⅠが約60%を占めており、その作用は、①体幹回旋、②姿勢の調整と安定(上肢挙上課題に対する先行収縮が起こる)が挙げられます。

特に、L4/5レベルの安定性のうち、2/3を多裂筋が担うとされています。

 

腰痛との関連として、片側性の腰痛患者は、疼痛がある側の多裂筋の横断面積が小さいとしています。

 

また、多裂筋のエクササイズにより左右差は解消するとしています。(Hides JA 1996)

 

さらに、片側性の腰痛患者に対し、13週間のドローインエクササイズを行ったところ、左右差、疼痛共に改善したとしています。(Hides JA 2008)

 

つまり、ドローインエクササイズは、多裂筋の機能回復に役立ち、上記の多裂筋の作用を果たす事が可能であると考えられます。

 

ドローインとブレーシングに関するリサーチは多々ありますが、それぞれにメリットがあります。

 

腰痛患者の筋収縮パターンとして、腹直筋や脊柱起立筋の緊張が増加し、腹横筋などいわゆるInner Unitは機能不全を呈しやすくなります。

 

こういった腰痛患者には、ドローインを用いてInner Unitの再構築、腹横筋内腹斜筋による胸腰筋膜の緊張を作る必要があります。

 

最近では、「ドローインは古い」とやや軽視されがちですが、身体機能・構造への理解と適切な評価のもと、使い分けられることが重要だといえるのではないでしょうか。

 

お読みくださりありがとうございました!

 

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この記事を書いた人
鈴木 孝佳

アスレティックトレーナー兼プロダクトマネジャー。
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