扁平足なのにブリッジにて母趾球が浮くのはなぜ?

機能解剖

【扁平足なのに、ブリッジにて母趾球が浮くのはなぜ?】

先日、新人さんと研修(僕がエクササイズ指導を受ける)をしている中で、このような事がありました。
ブリッジ(ヒップリフト)にて、
「右の母趾が浮くため、母趾に荷重しましょう」
「わかりました」
終わって…
「鈴木さんは、扁平足になっていて足が内側に倒れます。そのため、脚が内側に回り(内旋)、腰が反っています」
「足が内側に倒れるのに、ブリッジでは親指をつけるのですね?イメージ的に余計に足が内側に倒れそうですがいいのですか?」
といった具合に質問をしました。
「わかりません…」
ということでしたので、では考えてきてください。と宿題にしました。
さて、これを紐解くにはどのように考えていけばよいでしょうか?
言われてみれば、扁平足で足の内側がべったりついているのに、ブリッジにおいて母趾球が浮いてしまうのはなぜなのでしょうか。
疑問に思いますよね。
まず、「扁平足」とはどういった状態かを考える必要がありますね。
「内側ベッタリ、アーチペチャンコ」だけの知識だけでは紐解くことはできません。

扁平足とは…

扁平足とは、要は回内足です。
回内足を考えると、距骨底屈・内転、踵骨背屈・内旋・外転、舟状骨外転・内旋・背屈、立方骨外転・内旋、楔状骨外旋・外転しています。
(これは運動連鎖ですので、イレギュラーも考えられます)
この状態だと内側縦アーチが低くなります。
上記を押さえて考えられるポイントは…
長腓骨筋の働きが、内側楔状骨、第1中足骨の底屈ではなく、外転に作用している点です。
通常、長腓骨筋が働き、蹴り出し時に第1趾列を床に押し付けてくれます。
そして、内側楔状骨~立方骨の配列的には以下の写真のようになっています。
このことにより、強い蹴り出しが可能になります。
しかし、回内足の場合、運動連鎖により、内側楔状骨~立方骨が平坦に近づきます。(横アーチの崩れ)
そのため、立方骨を”てこ”にしている長腓骨筋の作用は、第1趾列を床に押し付けてくれるのではなく、外に引っ張ろうとします。(第1中足骨底を外側に引っ張るので、中足骨自体は内転する)
このことから、母趾球が浮き足部が外に流れようとします。
と、上記の点が当てはまるのは、ブリッジ時にも回内足を維持している場合です。
仰臥位の立膝程度の荷重では、回内位にならない扁平足もあります。
つまり、軽度の機能的な扁平足ですね。
この場合、ブリッジ時の足は内側縦アーチが潰れているわけでもないが、母趾球が浮いてしまいます。
この状況にて、考えられることは2つあります。
①大殿筋収縮によって下肢外側面の緊張が起こり、(大殿筋~腸脛靱帯~腓骨筋)外側荷重となる
②下腿外旋がアライメントとしてあり、外側荷重となる
このようなことが考えられますが、あくまで推論です。
答えは足部を評価してみないとわからないものです。
なので、足部評価を特別していなかったので、新人君がその場で正しく答えられなくてもそれは普通です。(推論はできますが)
というわけで、ブリッジにおける母趾球が浮く理由を考えてみました。

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この記事を書いた人
鈴木 孝佳

アスレティックトレーナー兼プロダクトマネジャー。
自他ともに認める健康オタク(最近、生命線が手首を突き抜けている事に気づいた)
音楽が好き。(ギター、ドラム、カラオケを嗜む)
休日には、東京の美味しいものを探しに。

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