考えるべきことを考える

思考

日々生活を送っていると、これってもっとこうしたらいいよな?ということに気づくことがあります。

特に仕事では、これって本当にそれでいいの?とかっていう疑心を持つことが大切です。

そういったことを問題提起するとき、その伝え方次第で、それは良策にも愚策にもなります。(本当は良策でも愚策に見える)

問題提起をするということは、それが改善なのか革新なのかのどちらにしろ、現状の何かをより良くすることにほかなりません。

一体何をどうしたいのか、その問題を解決することで何が得られるのか。

それを明確にすることこそがまずは考えるべきことであり、それ正確に捉えることが出来れば問題は半分解決したようなものです。

考えるべきことを考える、つまり、論点を考えることが重要なのです。

ではどういった時に愚策になってしまうのでしょうか・

 

 

ボトムアップ方式では論点を見失いがち

 

日頃の業務から、問題を発見する方法は2つあります。

1つは、トップダウン方式で考えること。

もう1つは、ボトムアップ方式で考えることです。

 

 

トップダウン方式

前者は、経営のメーターとなる数値、KPIなどから問題を抽出し、その問題を解決するためにはどういった対策が考えられるのかを見つけていく方法です。

定数面から定性面へと展開していきます。

 

例えば、薬局で売上が未達になりそうな現状から、売上に重要な影響を与えるKPIを分析します。

見てみると、新規客が少なく売上が下がっていることが数字から分かりました。(定数面)

では、なぜこの数字が下がっているのかを考えてみると、今月頭に近隣に新しい薬局が出来たことが要因として挙げられたとします。(定性面)

次に、そのための対策を考えていきます。

 

と、そのまま前に。

他により簡単に成果を上げることができるものがないかを検討します。

リピート客も落ち込んでいた場合、どちらの数字を改善することがより売上向上につながるのか、またそれをするためにより少ない資源を投入して達成できるのはどちらか。

つまり、費用対効果を考えることです。

それらを考えた上で、両方やるのか、どちらか一方をやるのかを決定します。

トップダウン方式では、上から思考手順を下りてくるだけなので、現在地を見失わずに思考を展開できます。なので、論点も見失わず、まとまりがあるため伝わりやすくなります。

 

 

ボトムアップ方式

対して、ボトムアップ方式はどうでしょうか。

こちらは、現場での仕事から、「これって効率よくないよな」とか、「これやることで得られているものなくね?」ということから問題提起するパターンです。

このパターンは結構あるかと思うのですが、このケースこそ、それを提起する場合にうまく伝わらないケースがよくあるのではと感じます。

その原因は様々考えられるかもしれませんが、最たる要因は本人自身がイシュー(考えるべき問題)を設定できていないことではないでしょうか。

 

ボトムアップ方式で問題提起するとき、そのまま方法論ばかりに目がいって考えがちです。

それって、もっと上流での視点に移すと、「何について改善が図れるものなの?」そして、「それはそもそも今資源を投入して解決スべき問題なの?」といったことを考える必要があります。

つまり、全体像が簡潔に示せていないということです。

 

ではなぜ、方法論に目がいってしまうのか。

それは、ボトムアップ方式が具体的なことを目にしているところから始まっているからなんですね。

対して、トップダウン方式では、抽象から具体へと下りてきます。はじめから全体の景色が見えやすいんですね。

 

ボトムアップ方式では、まず具体から抽象へ上げ、全体ではこの問題はどう位置付けされるのかを検討してから、再度具体へ落として行く必要があります。

抽象思考と具体思考を行ったり来たりしなければならないってことですね。

 

しかし、抽象へ行かずに問題提起した本人は、具体的なことから考え始めたプランであること自体に気づきにくく、自分が全体のどこにいるのか迷子になっています。(この場合、迷子になっていること自体気づいていない)

迷子になっている人が話すと、相手も迷子になります。

当然ですよね。地図で今どこにいるかわからないのに、相手に対して今ここにいるから来てくれと正確に言えません。

相手も迷子に引きずり込むのが関の山です。

 

説明の得手不得手は、地図を共有できているかどうかです。

自分が見ている景色や地図をそのままトレースしたうえで話すことが出来たら、相手は何について話されているのかがよく分かり、伝わります。

ヘタに誤解を生むこともありません。

だからこそ、全体(抽象)・結論・簡潔が大事なのです。

 

 

考えるべき核を見つけよ

 

そして、このお話の結論。

現場での問題点を抽象へ上げることで、当たりをつけていたやり方(解決方法)自体を柔軟に変えることが出来るよということです。

「これって効率よくないよな」と考えた場合、自然と「こうやればええやん!」と頭に浮かぶと思います。

そこをもう固定してしまって、それありきで逆算してスキームしていくと、「で、なんなんやこれ」となってしまいます。

一旦、抽象へ上げて全体像を確認し、他とも照らし合わせると、視点が変化しぜんぜん違うやり方に気付けることがあるのです。

つまり、「考えるべきことを考える」ことから始めるということです。

そうすると、良策が生まれ価値を生み出すことができます。

 

 

まとめ

考えるべきことを考えることから始めると、良策が生まれる

全体(抽象)結論・簡潔で、伝えたい相手と地図を共有する

午前3時に目が覚め、突然降ってきたので書き綴りました。おやすみなさい。

 

この記事を書いた人
鈴木 孝佳

アスレティックトレーナー兼プロダクトマネジャー。
自他ともに認める健康オタク(最近、生命線が手首を突き抜けている事に気づいた)
音楽が好き。(ギター、ドラム、カラオケを嗜む)
休日には、東京の美味しいものを探しに。

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