距踵舟関節とは?距骨下関節とどう違う!?

機能解剖

足の中でも一際とっつきにくく、ややこしいのが足の後足部です。

いろいろな文献を読んでいて、ふと気づくことがあります。

「距踵舟関節??どこそれ?」

たまにこのように表記されて出てくるものがあり、混乱します。

わざと分かりにくくしていないか?と勘ぐりたくもなります。(笑)

足部を難しくしている理由の1つに、関節、筋肉が多いとか、そもそもの名前が、漢字がずらーっと並んでいてそれだけで拒否反応!とかとか。

そこに輪をかけて、文献によって若干異なる定義や関節名。

本記事では、そのあたりをはっきりさせて、あなたの足嫌い克服のお手伝いをしたいと思います!

後足部の動きは足部全体の動きへつながっており、ここの理解なくして、足の理解はできないと言っても過言ではありませんから、一度スッキリさせておきましょう!

 

 

距踵舟関節

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まずは、距踵舟関節とやらを確認しておきましょう!

距踵舟関節は、舟状骨の後関節面、踵骨の前及び中距骨関節面、踵骨、舟状骨を結ぶ底側踵舟靱帯(バネ靱帯)の上面が作る関節窩(凸側)と、距骨頭、距骨頚がはまり込む複関節(凸側)からなります。

写真をよく見てくださいね!

運動軸は、距骨下関節と同じく後外方から前内方へ走っており、そのため、この関節の動作は、距骨下関節と連動して、足の内反、外反です。

 

 

距踵舟関節=距舟関節+距骨下関節

さて、本題。

足部を学んでいて、よくわからなくなるところが、冒頭で出てきました、距踵舟関節と距骨下関節と距舟関節の区別です。

私も勉強したての頃は「?」マークでした。

参考書によっては、距踵舟関節という名前自体でてきませんし、出てくる場合も説明が浅い。

同じように、なにがなんやら…と混乱されている方がいましたらご参考くださいませ。

 

距踵舟関節は先程ご説明しましたが、距骨下関節の前中関節面(距骨の前中踵骨関節面と踵骨の前中距骨関節面)が同じところを指しています

さらに、距舟関節(舟状骨の後関節面と距骨頭)とも同じ部分を指しています

つまり、3つすべてが、同じような部分を指しているのです。

 

もう結論ですが、距踵舟関節=距舟関節+距骨下関節の前中面と考えてください。

これは距舟関節をどう捉えるかによって変わってきます

距舟関節は前述の写真の通り、舟状骨の凹で距骨頭凸を受け止めています。

このとき、舟状骨だけで距骨頭を受け止めているのか、踵骨も含んでいるのかという考え方の違いです。

距踵舟関節と表記されているものは、舟状骨と踵骨で距骨頭と距骨頚を支えているとしています。

なので、この表記の場合は、距骨下関節の前中関節面も巻き込んで捉えています。

この際の動きの考え方は、距舟関節と変わらず横足根関節の一部として見ています。(縦軸と斜軸)

(踵骨と距骨の後関節面だけを距骨下関節とする文献もありますので定義の仕方に要注意です)

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

距踵舟関節の謎が溶けましたでしょうか?

いろいろな人が、それぞれに研究しているのでその表現も様々異なってしまうのでしょうね。

漠然とした知識は困難さを倍増させます。

どこが理解できていて、どこが理解できていないのか。

まずはそこから理解することが足を好きになる秘訣ですよ!

 

この記事を書いた人
鈴木 孝佳

アスレティックトレーナー兼プロダクトマネジャー。
自他ともに認める健康オタク(最近、生命線が手首を突き抜けている事に気づいた)
音楽が好き。(ギター、ドラム、カラオケを嗜む)
休日には、東京の美味しいものを探しに。

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