過剰な回内足は〇〇の代償を引き起こす

機能解剖

過剰な回内足は〇〇の代償を引き起こす

 

内側縦アーチの異常形状として、回内足があげられます。

回内足とは、内側縦アーチの後天的で慢性的なアーチの低下を指します。

回内足になると、距骨下関節と横足根関節の過剰な回内を伴って足底腱膜は伸張されます。

過剰な回内は踵骨が外がえしさせ後足部を外反させます。

これにより、前足部は外転、距骨と舟状骨は下降、隣接する部分に胼胝ができやすくなります(いわゆるタコやまめ)

 

 

正常足では、静止立位において筋活動を必要としない

 

正常な足の場合、立位姿勢の際に足の内在筋や外在筋の活動をほとんど伴いません。

内側縦アーチの高さと形状は主として、骨や靱帯、結合組織がつくる他動的な構造により制御されます。

筋の支持性というのはあくまでも2番手であり、過大な負荷がかかりそれを保持するときなどに働きます。

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あるリサーチでは、正常なアーチであれば400ポンド以上の負荷がかかるときにだけ、前脛骨筋や内在筋の有意な活動を認めたとしています。(Basmajian,Stecko)

1ポンドは0.45359Kgですので、400ポンドとは181.437Kgになります。

とすると、自体重ではほとんど活動しないと考えて良いですね。

 

反対に、過剰な回内足の場合は、下腿から伝わってきた荷重を距骨を通して後足部、前足部に分散する力を失います。

これは、アーチが沈んでしまっており、たわみを失っていることでサスペンションが効かない状態だからだと考えられます。

このとき、足部の一点に負荷が集中するため、外在筋や内在筋は自動的に活動をして過伸張された結合組織の緊張不足を補う可能性が考えられます。

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いわゆる代償です。

本来であれば、静止立位で働かなくて良い筋に活動が起こることで、シンスプリントや骨棘、筋膜の炎症などを引き起こす可能性があります。

 

 

まとめ

正常な足の場合、立位姿勢の際に足の内在筋や外在筋の活動をほとんど伴わない

内側縦アーチの高さと形状は主として、骨や靱帯、結合組織がつくる他動的な構造により制御される

過剰な回内足では、足部の一点に負荷が集中するため、外在筋や内在筋は自動的に活動をして過伸張された結合組織の緊張不足を補う可能性が考えられる

 

 

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この記事を書いた人
鈴木 孝佳

アスレティックトレーナー兼プロダクトマネジャー。
自他ともに認める健康オタク(最近、生命線が手首を突き抜けている事に気づいた)
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