これで足はOK!距骨下関節と横足根関節の連動を理解!

機能解剖

足部全体の動きを決定づける後足部と中足部。

そこに関わるのは、距骨下関節と横足根関節です。

距骨下関節と横足根関節は共同して動き、足部全体の柔らかい足モードと硬い足モードを決定します。

この動きのつながりを理解することで、足全体のイメージが付きます。

今回は非荷重位でのこの関節の連動についてお話いたします。

非荷重位での距骨下関節の運動は、距骨が固定された状態となります。

つまり、距骨に対し踵骨が動くことになりますが、横足根関節の運動がそこに加わることになります。

 

 

距骨下関節と横足根関節の運動軸

まずは、運動軸から確認しましょう!

距骨下関節の運動軸は、水平面から42度、矢状面から16度に位置します。

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横足根関節の運動軸は、斜軸と長軸があり、斜軸(水平面に対し52度、矢状面に対し57度)、長軸(水平面に対し15度、矢状面に対し9度)傾斜しています。

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斜軸は、角度が付いている分、回内、回外の動きを行います。(ここでいう回内・回外は、3面の動きを捉えた複合的な運動)

長軸は、より内がえし、外がえしの動きがメインとなります。(ここでいう内がえし・外がえしは、前額面上で起きる運動)

 

 

回内・回外時の3面での運動

それでは、後足部の回内・回外時の運動についてみていきましょう。

回内位から回外位へ動きを移すとき、距骨下関節、横足根関節は以下のように動きます。

 

 

水平面

舟状骨:距骨頭に対して内方へ滑り5度回転する

立方骨:踵骨と舟状骨に対し5度回転し内方へ滑る

踵骨:軽度前進し、距骨下で内方へ5度回転する

これら3つの回転は、内転方向へと同一方向に起こります。(水平面上の動き)

(反時計回り方向へ5度回転する)

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※青色:踵骨の動き 黄色:立方骨の動き 緑色:舟状骨の動き

※写真の骨の位置はニュートラルであり、線が回外→回内の移動を示しています

 

 

前額面

舟状骨:25度内反し、内側で距骨から僅かにはみ出る

立方骨:踵骨に完全に隠れ、18度内反する

(写真ではニュートラルであるため元々完全に隠れているが、回外位では後方から見える位置にある)

踵骨:距骨下で内方へ滑り、20度内反する

これら3つの回転は、内反方向へと同一方向に起こります。(前額面上の動き)

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矢状面

舟状骨:距骨頭の下へ滑りこみ、45度回転。舟状骨前面は下方を向く。(=底屈)

立方骨:踵骨と距骨に対し下方へ滑り12度回転する。この距骨に対しての下方への滑りの動きは、舟状骨のそれよりも大きい。

踵骨:距骨に対し前進、底屈方向へ10度回転する

これら3つの回転は、底屈方向へと同一方向に起こります。(矢状面上の動き)

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3つ面での動きを考えると少し頭がこんがらがりそうになりますね。

しかし、別々に1つの骨ずつ捉えていくと理解が進みますので、1つずつ見ていってくださいね。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は非荷重位での動きのお話をしました。

実際は、足部が地面についた状態、荷重位で考える事が多いと思います。

改めて、荷重位での動きもお伝えしていきますね!

 

この記事を書いた人
鈴木 孝佳

アスレティックトレーナー兼プロダクトマネジャー。
自他ともに認める健康オタク(最近、生命線が手首を突き抜けている事に気づいた)
音楽が好き。(ギター、ドラム、カラオケを嗜む)
休日には、東京の美味しいものを探しに。

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