距腿関節の曲率半径

機能解剖

【距腿関節の曲率半径】

 

距腿関節には底屈、背屈という動きがあります。

しかし細かい動きを見てと単純に矢状面上での動きだけというわけではありません。

距腿関節は、距骨が腓骨と脛骨の間を出たり入ったりします。

底屈の際には距骨は回外を伴った動きをし、背屈時にはその反対の動きをします。

これは距腿関節の運動軸から考えてそうなります。

IMG_6351

※水平面上8〜14度  前額面上20〜30度

 

上記のように角度がついているため、先ほどお伝えしたような動きになります。

 

しかし!

実際にはさらに複雑なのです。

 

曲率半径によって変化

曲率半径と言う言葉をご存知でしょうか。

曲率半径とは…

曲線が曲がっているとき,その局所的な曲がり具合を円に近似することができます. その円の半径を 曲率半径 , 曲率半径の逆数を 曲率 と言います.

つまり、半円があった場合に、その線を伸ばしていって円を書いた時、その半径はどれくりかということです。

曲率半径が大きいほどカーブは緩くなり、曲率半径が小さいほどカーブは急となります。


距腿関節は、距骨の出入りが動きのメインとなりますが、距骨滑車にこの曲率半径が用いられます。

距腿関節の曲率半径

距腿関節の動きはこの曲率半径の円をなぞるように動きます。

そして、距骨滑車の外側と内側では距骨滑車の半円の大きさが違います。

また、内側の中でも前方と後方では描ける円が変わります。

底屈背屈時に、外側の円は変わりませんが、内側では円の大きさが変わります。

 

図にもあるように、内側の底屈時の円が最も大きいことがわかります。(図の中の中央上)

一番小さいのは、内側の背屈時の円です。

曲率半径が小さい場合と大きい場合では、距骨の動きが変わります。

そのため、底屈時と背屈時の運動軸が変わります。

外側は一定ですが、内側は変わるのです。

そのため、最初にお伝えした距骨の底屈時回外、背屈時回内は、動きの方向性としてはあるのですが、曲率半径の影響を受けます。

 

どうなるかというと…

背屈時は本来の運動軸で動く。

底屈時は図のように水平面上の運動軸が変わります。

水平面上の運動軸の高さが逆転していますね。

このことにより、底屈時に足は内反せずにまた真直ぐに底屈することが可能になります。

よって、底屈時に内反を伴うことはよろしくないということです。

(内反してしまうと足関節内反捻挫のリスクが上がりますね)

 

この辺りはむずかしいですが、理解をするとより評価やエクササイズに深みが出てきます。

 

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この記事を書いた人
鈴木 孝佳

アスレティックトレーナー兼プロダクトマネジャー。
自他ともに認める健康オタク(最近、生命線が手首を突き抜けている事に気づいた)
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休日には、東京の美味しいものを探しに。

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