歩行の始まり「踵骨」

機能解剖

【歩行の始まり「踵骨」】

 

踵骨(calcaneus)は、足根骨の中で最も大きな骨です。

 

この骨は、歩行時に真っ先に地面と接触する部分であり、またそれに適した形状をしています。

 

まずは、踵骨を見てみましょう。

 

img_0977

 

踵骨後部が丸みを帯びているのが分かりますね。

 

なんだかピストルのグリップに似ていますね。

 

歩行時にはまずこの部分が地面と接触するのですが、この丸みによって、踵骨が前に転がるようにして、足部のより前方部分が地面に触れていきます。

 

これを「ヒールロッカー」といいます。

 

 

ちなみに、足部には3つのロッカーがあり、今ご紹介したヒールロッカーに加え、「アンクルロッカー」「フォアフットロッカー」があります。

 

この働きによって、歩行時により前に、楽に進めるようになっているのです。

 

このロッカー機能については、機を改めてお伝えしますね。

 

 

【踵骨は太っ腹】

踵骨は、筋付着部位としても大きな役割を果たしています。

 

最もポピュラーなものとして、下腿三頭筋(=腓腹筋内側頭、ヒラメ筋)があります。

 

アキレス腱を介して踵骨に付着しています。

 

アキレス腱は踵骨粗面という部分に付着します。

 

そして、足指の方に向かって足部の筋肉が多くついています。(これを、足部内在筋といいます)

 

さらには、足底腱膜も踵骨に付いています。

img_0978

足底腱膜は足部のアーチを支えるうえでとても重要な役割を果たしていますね。

 

これだけたくさんの筋に付着を貸しているなんて太っ腹ですね。まさに大地主です。

 

足部内在筋と足底腱膜は、踵骨の外側突起、内側突起という部分から出発していますので、押さえておきましょう。

img_0976

(左の丸が外側突起、右が内側突起)

 

【距骨下関節】

「距骨編」でお伝えしました、距骨下関節を距骨と構成しているのが踵骨です。
前・中・後関節面の3つの関節面で繋がっています。(距骨・踵骨それぞれに関節面がある)

 

そしてこの関節面の間には、骨間靭帯というものがあり距骨と踵骨を結びつけています。

 

さらに、距骨下関節内には、「足根洞(そっこんどう)」いうのがあります。(前外側)

 

ここには「二分靭帯」があり、足関節内反捻挫時に損傷する部位でもあります。

 

内反捻挫時に、『前距腓靭帯より少し前だな、ここが痛いなんて一体なんだろう?』という場合があります。そのケースは、二分靭帯を損傷している時です。

 

二分靭帯だけ痛めた場合は、そこまで問題になるらないことが多いです。あわせて覚えておきましょう。

 

 

【まとめ】

踵骨は足部内で最も大きい

 

踵骨は下腿三頭筋をはじめ、足底腱膜、足部内在筋に付着を提供している

 

距骨下関節は骨間靭帯によって結ばれている

 

 

セミナー情報

 

機能解剖学を始め、評価、改善方法を学びたい方にオススメです!

 

今回は、足部・足関節について深く学んでいきます!

 

お申込み:https://req.qubo.jp/catback4h/form/Academia1

 

詳細はこちらです。

2017年最後のimokアカデミア「足部・足関節編」開催のお知らせ
情報リテラシーが学びには必要! 私達が学びを続ける中で、絶対に欠かすことが出来ないと考えているものが、「自らの頭で考えられる力があるか」です。 受け取った情報を「情報」としてインプットするのではなくて、自分の中にある...

 

この記事を書いた人
鈴木 孝佳

アスレティックトレーナー兼プロダクトマネジャー。
自他ともに認める健康オタク(最近、生命線が手首を突き抜けている事に気づいた)
音楽が好き。(ギター、ドラム、カラオケを嗜む)
休日には、東京の美味しいものを探しに。

鈴木 孝佳をフォローする
機能解剖足部
鈴木 孝佳をフォローする
Trainer's Library

コメント