踵立方関節のバイオメカニクス

足部

【踵立方関節のバイオメカニクス】

 

踵立方関節の関節面は凹凸上になっています。

立方骨側が凸上になっており、踵骨側が凹側です。

img_1010

踵立方関節の運動軸は、床に対して52度の角度で後下方から前上方に向けて長軸方向にあり、回内回外の水平面の動きをもちます。

この回旋運動の可動域は25度とされています。

 

 

【締まりの位置と緩みの位置】

静止立位の場合、踵立方関節は緩みの位置にあります。

立方骨が回内をすると、関節は完全にかみ合い、締まりの位置となります。

 

※ちなみに、締まりの位置とは、関節面の接触面積が最大であり、なおかつ靭帯のテンションも強くなった、関節にとって最も安定する位置です。

緩みの位置はその反対であり、安定はしていませんが、関節内の可動性は高い状態です。

 

さらに底側・背側踵立方靭帯のテンションが高まり、締まりの位置を補強します。

img_1009img_1007

※右足下面と右足外側面

 

踵立方靭帯の位置関係からすると、立方骨が回外をしても靭帯が伸張することに想像がつきます。

しかし、関節面からの適合性でいうと、回内時ほどかみ合わないので、締まりの位置とはなりません。

この回内・回外は歩行中に重要になります。

イニシャルコンタクト期(ヒールコンタクト )に、踵骨は内反位となります(距骨下関節回外)。

踵骨が内反をするということは、立方骨は回内をします。つまり、締まりの位置となり、いわゆる、「硬い足」となって足部の安定性が高まります。

その後、ミッドスタンス期には踵骨外反、立方骨は回外をし(回外方向へ動く)、横足根関節は可動性をもち、荷重の衝撃を和らげる事の出来る、「柔らかい足」となります。

そして、ターミナルスタンス期(プッシュオフ)では、再び踵骨内反、立方骨回内し締まりの位置となります。

距舟関節も締まることで横足根関節全体が安定し、後足部と中足部が一体化して蹴り出すことが可能となります。

これが出来なければ、蹴り出す力が上手く発揮できず、「立方骨障害」へと繋がります。

 

【まとめ】

 

・踵立方関節の関節面は凹凸上

・運動軸は、床に対して52度の角度で後下方から前上方に向けて長軸方向にあり、回内回外の水平面の動きをもつ

・回旋運動の可動域は25度

・静止立位の場合、踵立方関節は緩みの位置にある

・立方骨が回内をすると、関節は完全にかみ合い、締まりの位置となる

 

 

セミナー情報

 

機能解剖学を始め、評価、改善方法を学びたい方にオススメです!

 

今回は、足部・足関節について深く学んでいきます!

 

お申込み:https://req.qubo.jp/catback4h/form/Academia1

 

詳細はこちらです。

2017年最後のimokアカデミア「足部・足関節編」開催のお知らせ
情報リテラシーが学びには必要! 私達が学びを続ける中で、絶対に欠かすことが出来ないと考えているものが、「自らの頭で考えられる力があるか」です。 受け取った情報を「情報」としてインプットするのではなくて、自分の中にある...

 

この記事を書いた人
鈴木 孝佳

アスレティックトレーナー兼プロダクトマネジャー。
自他ともに認める健康オタク(最近、生命線が手首を突き抜けている事に気づいた)
音楽が好き。(ギター、ドラム、カラオケを嗜む)
休日には、東京の美味しいものを探しに。

鈴木 孝佳をフォローする
足部
鈴木 孝佳をフォローする
Trainer's Library

コメント