y=xではなく、y=x^2で学ぶと理解が早い

思考

何かを学ぶ上で最も重要な事は、”理解する”ということです。

 

理解を深める上で、大切なことは関連付けることや他との繋がりを見出すことです。

 

こうすることで全体像が把握することが出来、一気に理解が深まっていきます。

 

これは、y=x^2(二乗の意)的な学習といえます。

 

逆に、学生時代の一夜漬けのような暗記ベースの学習は、y=xです。

 

単体での知識は身につきますが、全体像の把握が難しく、理解が深まるのに時間がかかる、もしくは、実際に生かせない状態になりやすくなります。

 

つまり、机上での知識ということになり、現場で上手く行かせない…となります。

 

 

ざっくりのイメージでは、

 

サッカーにおいて、テレビで上から全体を見ていると、試合の流れや動きがよーくわかって簡単に思えます。(=全体性の把握)

 

 

一方、ピッチに立っている選手は平面から一定の範囲しか見えていないため、「テレビで見ている人は、あそこ空いているだろう!」などと激怒するわけです。笑

 

 

 

反対に、世界の超一流選手は上から俯瞰しているような脳の使い方ができていると言われています。

 

確か、スペインのシャビ選手がそうだったような。

 

 

 

y=xの学習

 

まずは、一夜漬けに代表される暗記型の学習について見ていきましょう。

 

予め断っておきますと、暗記することを否定しているわけではありません。

 

y=x^2の学習をするためには、ある程度の知識量、情報量のストックが必要です。

 

そのための基礎となる情報は暗記して置かなければなりません。

 

機能解剖学でいえば、大腿四頭筋の存在を知っていることはもちろん、付着がどこにあるかを覚えていなければ、作用や全体での機能を考察することは不可能です。

 

作用や機能は、暗記する必要は特段必要ではありません。

 

そもそも関節角度によってその作用は異なりますし、付着さえ抑えておけば、走行がイメージでき、作用を考察することが可能です。

 

y=x^2が起こるまでの暗記は欠かせません。

 

しかし、1つの上に1つを積み重ねていく学習では、時間がかかりすぎることと楽しさに気づくまでに疲れ果ててしまいます。

 

 

上記のグラフのように、直線的にゆっくりしか成長しません。(上に行くほど成熟、横は時間としましょう)

 

これでは、学習の化学変化が起きません。

 

 

ここでもう1つの暗記のメリットをみてみましょう。

 

 

 

 

思考の持久力には限界がある

 

y=xの学習には、思考は必要ありません。

 

ただ、ただ覚えるだけです。

 

例えば、「アップルの綴りは、”apple”である」と覚えることですね。

 

また、「9×9の答えは、81である」と覚えるだけです。

 

機能解剖学で考えてみると、「大腿直筋は下前腸骨棘から脛骨粗面に付着する」と、覚えることです。

 

 

しかし、y=x^2には思考が必須です。

 

前述したように、y=x^2的な学習は、他のことと繋げたり関連づけたりすることで全体像を把握することです。

 

 

例えば、大腿直筋で考えてみると…

 

大腿直筋は股関節の屈曲作用がある

 

他に股関節を屈曲させる筋は、縫工筋と大腿筋膜張筋、腸骨筋がある

 

大腿直筋が過剰に緊張すると寛骨が前傾する

 

 

などと、他の知識と関連づけたり、

 

 

足底筋膜炎があり足部を見てみると回内足がある

 

脛骨内旋、大腿骨内旋し、寛骨前傾している

 

下行性運動連鎖が働いているのではないか?と疑い、

 

股関節屈筋のうち大腿直筋の長さを調べてみる

 

 

と繋げて思考する。

 

 

こんな風に思考を重ねて行く際に、根本的な暗記ができていなければ、要らぬところに頭を使わなければなりませんよね?

 

大腿直筋の作用に何があるかわからないから、毎回付着から考えるなんて、結構面倒です。

 

 

先程の計算にしてもそうです。

 

「9×9=81!」と、とっさに答えられるからこそ、より大きな数字の計算になってもそこまで苦労なく出来るわけですが、

 

いちいち、『9が9回足すから~…』などとしていては、大変ですよね。

 

 

思考には持久力があります。

 

どんな方でも休まず思考し続ける事は不可能です。

 

つまり、思考を効率よく進めるためには知識を暗記しておく必要があるのです。

 

 

 

y=x^2の学習へステップアップする

 

1つの事を学ぶ際に、このように他の情報と紐付けておくと、他の情報が入って来たときにもさらに紐付けやすくなり、一気に理解が広がります。

 

 

例えば、あなたはA.B.Cという情報を持っています。

 

AとBは関連づけられて繋がっている事を理解しています。

 

しかし、Cとの関係性は見いだせていません。

 

 

ここに、Dという知識を得る事で、A-B、Cと離れていた知識がA-B-C-Dと理解が深まる事を経験することができます。

 

 

 

この繋がりに気づくためにはy=xというただの暗記では難しいのです。

 

普段からy=x^2的な学び方を意識しておくことがとても大切です。

 

 

社会のことを深く理解するなら、

 

経済のことだけでなく、

 

金融、政治、地理、歴史のことを学ぶ。

 

 

身体について深く理解したいなら、機能解剖学だけでなく、

 

栄養学、運動再理学、神経生理学、バイオメカニクス、エクササイズを学ぶ必要があります。

 

 

そうすると、

 

あ、あの情報ってこれと関係してるな?

 

さらに調べてみて、

 

あ!それならこれも使えるな!

 

などと、パズルがハマるように全体性が見え、理解出来ることがあります。

 

 

y=x^2の学習が始まるのは、ある程度の知識が蓄積してからです。

 

ある局面から、飛躍的にその分野に関して視界が広がるはずです。

 

そこまで到達すると、面白みが出て来て楽しいと思えてきます。

 

それまでの暗記は楽しさを見出し難いかもしれませんが。

 

 

指数関数的に倍々的に増えていくことを”エクスポネンシャル”と言いますが、上昇していくカーブは、ある点からほぼ垂直へと変わります。

(限りなく垂直にはなりますが、完全なものにはなりません)

 

 

y=x的な学習からy=x^2の学習法へ意識的に変化させると、ただの勉強が勉強出なくなるかもしれませんね。

 

 

 

セミナー情報

 

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この記事を書いた人
鈴木 孝佳

アスレティックトレーナー兼プロダクトマネジャー。
自他ともに認める健康オタク(最近、生命線が手首を突き抜けている事に気づいた)
音楽が好き。(ギター、ドラム、カラオケを嗜む)
休日には、東京の美味しいものを探しに。

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